田七人参(三七人参)とは?高麗人参との違いや健康効果などを解説
様々な健康素材への関心が高まる昨今、古くから利用されてきた伝統素材にも注目が集まっています。その中で「田七人参(でんしちにんじん)」は、高麗人参と並んで知られる存在でありながら、その特徴や違いについて詳しく理解されている方は少ないでしょう。
今回の記事では、田七人参の特徴や、高麗人参との違い、期待できる健康効果、安全性などを解説していきます。田七人参について知りたい方や、活用したい方はぜひご覧ください。
田七人参とは?
主に中国雲南省などで栽培されているウコギ科の多年草で、古くから健康維持を目的とした素材として利用されてきた歴史があり、根の部分を乾燥させて粉末やエキスとして用いられるのが一般的です。
なお、田七人参は「三七人参(さんしちにんじん)」とも呼ばれており、どちらも同じ植物を指します。「三七」という呼び名は、収穫までに3〜7年を要することや、3本の枝それぞれに7枚の葉がつくという植物の特徴に由来しています。一方「田七」は、かつて中国の名産地であった「田陽」の名に由来するとされています。日本では健康食品やサプリメントの分野では「田七人参」、漢方や学術的な文脈では「三七」と表記されることが多い傾向にあります。
田七人参は、栽培や収穫に長い年月を要する点が特徴で、一定の品質に育つまでに3〜7年ほどかかるとされています。そのため、希少性が高く、伝統的な健康素材として重宝されてきました。近年では、健康食品やサプリメント原料としても注目されており、日々のコンディション管理をサポートする素材として活用されています。
高麗人参との違い
高麗人参は、主に朝鮮半島や中国東北部で栽培されてきた人参で、滋養素材として広く知られています。体力維持や活力サポートを目的に利用されることが多く、世界的にも知名度の高い素材です。一方、田七人参は中国雲南省や広西チワン族自治区など、限られた地域でのみ栽培される希少な素材で、古くから中国伝統医学においても重用されてきた歴史があります。
田七人参と高麗人参は同じウコギ科に属するものの、品種や栽培環境、成分構成に違いがあります。特に田七人参は、限られた地域でのみ育つ点や、根が小ぶりで引き締まった形状をしている点が特徴です。また、高麗人参はジンセノサイドと呼ばれる成分を豊富に含み、滋養・強壮への働きが注目されています。
対して田七人参は、同じくジンセノサイドを含みながらも、その種類や含有バランスが異なるとされており、特に血流サポートや抗酸化作用の面で独自の特性が注目されています。
このように、両者は同じ「人参」と名が付く素材でありながら、産地や特性が異なり、それぞれの特徴を活かした形で使い分けられています。健康目的や製品コンセプトに応じて選ばれている点も、大きな違いといえるでしょう。
田七人参に期待できる健康効果

田七人参には、ビタミンやミネラルをはじめ、アルギニン、フラボノイドなど多様な栄養成分が含まれています。その中でも特に注目されているのが「サポニン」です。サポニンは植物に多く含まれる配糖体の一種で、泡立つ性質で、植物が外敵から身を守るために生成する成分として知られています。田七人参はウコギ科植物の中でもサポニン含有量が豊富で、高麗人参よりも3~7倍多く含まれるともいわれています。
サポニンには抗酸化作用があり、体内の活性酸素を抑制することで、老化や生活習慣病の予防に寄与すると考えられています。細胞のダメージを抑える働きから、肌や髪のコンディション維持など、美容面での良い影響も期待できます。また、免疫細胞の働きを助けることで、免疫力の強化や日常的な体調管理にも役立つ成分です。
さらに、脂肪の吸収を抑える作用や血流を整える働きが報告されており、肥満予防や血流改善を意識する方にも適しています。肝臓の解毒機能を支える点や、血行促進による男性機能のサポートなど、幅広い健康効果が期待される点も田七人参の特徴といえるでしょう。
副作用はある?
「田七人参を摂取することによる副作用はあるのか?危険性はないのか?」といった疑問をお持ちの方もいるでしょう。
基本的に適量を守って摂取する分には安全な素材で、大きな副作用や危険性に関する報告はありません。また、健康補助食品として用いられる場合、安全性に配慮した形で加工・販売されているケースがほとんどです。
ただし、血流に作用するとされていることから、持病がある方や妊娠中・授乳中の方、医薬品を服用している方は、事前に医師や専門家へ相談することが望ましいでしょう。
いずれの場合も、過剰摂取を避け、製品ごとに定められた摂取目安量を守ることが大切です。体調に異変を感じた際は使用を中止し、無理のない範囲で継続的に取り入れることが、安全に活用するためのポイントといえます。
田七人参はサプリでの摂取がおすすめ

先述した通り、田七人参は限られた地域で栽培される希少な植物であり、日本では広く食材として流通しているものではありません。そのため、生の根や粉末原料を個人で調達し、継続的に摂取するのは現実的に難しいのが実情です。また、調理方法や摂取量の管理に手間がかかる点も課題といえるでしょう。
一方で現在は、カプセルや錠剤、エキス末など多様な形状のサプリメントが販売されており、田七人参を安定した品質・規格で摂取できる環境が整っています。毎日の生活に取り入れやすく、摂取量の目安も分かりやすいため、継続しやすい点もメリットです。そのため、田七人参においては、サプリメントでの摂取がおすすめです。
なお、健康意識の高まりを背景に、サポニンを豊富に含む素材への関心は年々高まっています。田七人参を配合したサプリメントは、健康維持や体調管理を意識する層からの需要が見込まれ、機能性素材としての訴求もしやすいことから、商品開発者にとっても魅力的といえるでしょう。
田七人参に興味がある方へ
田七人参は、サポニンをはじめとする有効成分を豊富に含み、健康維持や体調管理を意識する方から注目されている素材です。一方で、日常的に食材として取り入れることは難しく、安定した品質で継続的に摂取するにはサプリメントなどの形で活用する方法が現実的といえるでしょう。本記事を通じて、田七人参の特徴や期待できる健康効果、摂取方法について理解を深めていただけたのであれば幸いです。
なお、田七人参関連の健康食品・サプリメント開発にご興味がある方におすすめなのが、ファーマテック株式会社で扱っている「三七人参サポニン濃縮エキス末」です。
中国雲南省で3年以上かけて栽培された三七人参を原料とし、有効成分であるサポニン(ジンセノサイド)を67.5%以上含有する混ざり物のない原料です。ジンセノサイドRg1をはじめとする成分を豊富に含み、三七人参本来の特性を活かした原材料です。
高麗人参と比べて特有の匂いが少なく、配合時の風味調整がしやすい点も魅力です。健康維持や活力サポートを目的としたサプリメント開発に適した素材になります。
医薬品・食品・化粧品および工業薬品の原材料の輸出入を含む卸売を手がけるファーマテック株式会社では、田七人参をはじめとする各種健康素材の原料調達から、健康食品原料加工(留型原料)、製品ODM手配まで幅広くサポートしています。
田七人参を活用した製品開発や原料選定をご検討の際は、ぜひお気軽にご相談ください。用途や目的に応じた最適なご提案で、事業展開を支援いたします。

2016年03月に某私大薬学部を卒業、同年04月より都内の漢方薬局で5年間勤務。チビッ子の育児に専念する為、2021年04月に退職。その後3年間の育児期間を経て、子育てを頑張りながら2024年04月より当社にて管理薬剤師業務に従事。
現在は、チビッ子二人の育児教育を手抜きすることなく、一方で会社員をこなす二刀流の薬剤師ママ。
趣味は、バレーボール。甘いもの好き。