健康食品の開発方法・流れを解説!ポイント・注意点も
健康志向の高まりとともに、健康食品市場は年々拡大しています。新たな健康食品の開発に興味はあるものの「費用はどれくらいかかるのか」「どの業者に依頼するべきか」「注意すべき点は何か」といった疑問や悩みをお持ちの方や企業のご担当者も多いのではないでしょうか。
今回の記事では、健康食品の定義から開発の流れ、かかる費用の相場、ポイント・注意点まで解説します。健康食品の開発を検討されている場合にはぜひ参考にしてください。
健康食品とは?
健康の維持・増進を目的として摂取される食品の総称が健康食品です。法律上の明確な定義はなく、一般的に「健康に良いとされる食品全般」を指す広い概念として使われています。
そのなかでも、国が定めた基準を満たした「保健機能食品」は特定保健用食品(トクホ)・機能性表示食品・栄養機能食品の3種類に分類されており、一定の機能を表示することが認められています。
サプリメントや栄養補助食品なども健康食品の一種として広く普及しており、現代の健康管理において欠かせない存在となっています。
健康食品の開発方法・流れ

健康食品は、一般的に以下の方法・流れで開発が進められます。
コンセプト設計・市場調査
開発の第一歩は、商品のコンセプト設計と市場調査です。「どのような人に」「どのような価値を」「どのような形で届けるか」を明確にすることが、その後の全体の方向性を左右します。競合商品の調査や消費者ニーズの把握も並行して行い、市場における自社商品のポジションを定めることが重要です。
ターゲット層の年齢・性別・ライフスタイルなどを具体的に想定することで、より訴求力の高い商品コンセプトを構築することができます。
原料選定・配合設計
コンセプトをもとに、使用する原料の選定と配合設計を行います。成分の種類や含有量、安全性、原料の調達コストなどを考慮しながら最適な配合を検討します。
原料の品質や産地、製造方法なども商品の信頼性に直結する重要なポイントです。複数の原料を組み合わせる場合は、成分同士の相互作用や安定性についても十分に検証することが求められます。
製品設計・試作
配合設計をもとに、実際の製品形態(錠剤・カプセル・粉末・液体など)を決定し、試作品を作成します。試作の段階では、味・におい・外観・溶解性などを確認しながら改良を繰り返して最終的な製品仕様を固めていきます。
製品形態の選定はターゲット層の使いやすさや携帯性にも影響するため、消費者目線での使用感を意識した設計が大切です。
検証・評価
試作品が完成したら、安全性などの評価を実施します。製品として市場に出せる品質基準を満たしているかを確認し、機能性表示食品として届出を行う場合は、科学的根拠となる研究データの準備も必要です。
評価の過程で問題が見つかった場合は、配合や製造工程の見直しを行いながら品質基準をクリアできるまで改善を続けます。
製造・販売準備
検証・評価が完了したら、製造ラインの確保やパッケージデザインの制作、販売チャネルの整備などを進めます。
販売チャネルについては、ECサイト・ドラッグストア・通販など複数の選択肢を比較検討したうえで、ターゲット層に合った販売戦略を立案することが商品の普及につながります。
健康食品の開発にかかる費用の相場

健康食品の開発にかかる費用は、商品の種類や製品形態、開発規模によって大きく異なります。一般的な目安としては、50万〜200万円程度といえますが、それはあくまでも参考値であり、内容によっては大きく変動することがあります。
費用の内訳としては、原料費・開発費・製造費・パッケージデザイン費などが主な項目として挙げられます。機能性表示食品として届出を行う場合は、科学的根拠の整備や届出対応に関わる費用が別途必要となるため、総額は高くなります。
開発前に全体の費用感を把握したうえで、余裕を持った予算計画を立てることが重要です。
健康食品の開発におけるポイント・注意点

健康食品の開発は、原料選定・配合設計・安全性評価・製造と多岐にわたる工程が絡み合う複雑なプロセスです。
専門的な知識や設備が必要となる場面も多いため、経験豊富な開発支援業者への相談・依頼が欠かせません。
業者を選ぶ際には、以下のポイントを確認しておくことが大切です。
開発実績・専門性を確認する
過去の開発実績や対応できる商品カテゴリー、保有する設備や技術力を事前に確認したうえで、自社のニーズに合った専門性が高い業者を選ぶことが重要です。
法規制への対応力を確認する
健康食品に関連する法規制は複雑で、表示ルールや届出手続きへの対応を誤ると法律違反となるリスクがあります。法規制に精通した業者を選ぶことで、そうしたリスクを未然に防ぐことができます。
品質管理体制を確認する
GMP(適正製造規範)に準拠した製造環境を持つ業者かどうかも重要な選定基準のひとつです。原料の受入検査から製品の出荷検査まで一貫した品質管理体制が整っているかを確認することで、安定した品質の製品を継続的に供給できる環境を確保できます。
サポート体制・コミュニケーションの取りやすさを確認する
開発から販売までの長い工程を伴走してくれるサポート体制が整っているかどうかも重要です。担当者とのコミュニケーションが円滑に取れるか、疑問や課題に対して迅速に対応してもらえるかを、見積もりや初回相談の段階で確認しておくことをおすすめします。
健康食品を開発する際には
健康食品の開発は、コンセプト設計から製造・販売準備まで多くの工程が伴います。各ステップを確実に進めるためにも、専門知識と実績がある信頼できる業者に相談・依頼しましょう。
なお、健康食品やサプリメントの開発をご検討中の場合には、ぜひファーマテック株式会社へご相談ください。原料調達から製品設計・製造・品質管理まで一貫して対応できる体制を整えており、開発段階から上市までを総合的にサポートしています。
科学的知見を踏まえた原料選定と品質を重視した製造体制を強みとしており、市場ニーズやターゲットに合わせた製品提案が可能ですので、ぜひ気軽にお問い合わせください。

1998年03月に「大根踊り(青山ほとり)」が名物の某私大農学部を卒業後、サプリメント製造受託メーカーにて研究開発10年・営業13年を経験し、2020年09月より当社技術営業に従事。
ヘルスケア業界27年の経緯を生かし、健康と栄養の正しい理解を広げたいと奮闘中。
趣味は、DIYとラーメン店めぐり。