【開発担当者向け】美容成分一覧|化粧品・サプリの製品企画に使える原料まとめ
化粧品やサプリメントの新商品を企画する際、製品の特徴を大きく左右するのが、配合する美容成分です。保湿やエイジングケアなど、同じ目的の製品であっても、どの成分を選ぶかによって訴求できる内容や使用感、ほかの商品との差別化のしやすさは大きく変わります。
一方で、美容成分の種類は多く、毎年のように新たな原料も登場しています。「どの成分が自社の製品に合うのか」「選ぶ際に何に注意すればよいのか」と、成分選びに悩んでいる開発担当者の方も多いのではないでしょうか。
今回は、化粧品やサプリメントの製品企画に役立つ美容成分を目的別に一覧で紹介するとともに、成分を選ぶ際のポイントも解説します。
【目的別】美容成分一覧

それでは早速、目的別に代表的な美容成分を紹介し、その特徴も解説します。
保湿成分
保湿は、スキンケア製品の基本となる機能です。代表的な保湿成分には次のようなものがあります。
ヒアルロン酸
高い保水力を持つ成分で、肌のうるおいを保つ目的で化粧水や美容液など幅広い製品に配合されています。分子の大きさが異なる種類があり、使用感に合わせて選べます。
セラミド
肌の角層に存在する細胞間脂質の主要な成分で、水分の蒸発を防ぎ、肌のバリア機能を支える役割があります。
コラーゲン
化粧品では、肌の表面で水分を抱え込み、しっとりとした使用感を与える保湿成分として配合されています。
美白・ブライトニング成分
美白の効能を訴求できるのは、所定の承認を受けた医薬部外品です。一般化粧品では、肌を整える、うるおいを与えるといった認められた効能や、メーキャップ効果によって肌を明るく見せるなど、表現できる範囲に留意が必要です。
ビタミンC誘導体
ビタミンCの安定性や配合適性などを高める目的で開発された成分です。水溶性や油溶性などの種類があり、一部は医薬部外品の美白有効成分として承認されています。
ナイアシンアミド
ビタミンB3の一種で、医薬部外品の美白有効成分として承認されているほか、シワ改善の有効成分としても認められています。
トラネキサム酸
医薬部外品の美白有効成分として承認されている成分で、美白を訴求する製品に広く使われています。
エイジングケア成分
エイジングケアとは、年齢に応じたお手入れのことです。「シワを改善する」という効能を訴求できるのは、所定の承認を受けた医薬部外品に限られます。一方、一般化粧品でも、適切な効能評価試験で効果が確認されていれば、「乾燥による小ジワを目立たなくする」と表示できます。
レチノール
ビタミンAの一種で、エイジングケアを目的とした製品に配合されています。純粋レチノールは、シワ改善の効果を持つ医薬部外品の有効成分としても承認されています。
ペプチド
アミノ酸が結合した成分で、ハリやつやを与えるエイジングケア化粧品に配合されています。種類が多く、美容分野で注目されている成分の一つです。
肌荒れケア・整肌成分
肌のコンディションを整える成分は、敏感肌向けの製品などで特に重視されます。
グリチルリチン酸2K
甘草由来の成分で、医薬部外品では肌荒れを防ぐ有効成分として使われています。
ツボクサエキス
植物エキスで、肌を整える目的で化粧品に配合されています。ツボクサ由来の成分は「CICA(シカ)」とも呼ばれ、韓国コスメの人気をきっかけに日本でも広く知られるようになりました。
インナーケア(サプリ)向け成分
体の内側から美容をサポートするサプリメントでは、次のような成分がよく使われています。
コラーゲンペプチド
コラーゲンを加水分解して低分子化した成分で、美容サプリメントなどに広く利用されている原料です。
グルコシルセラミド
セラミドに糖が結合した成分で、肌のうるおいを維持する機能などが報告されており、機能性表示食品の機能性関与成分として活用されています。
プラセンタ
豚や馬などの胎盤から抽出した成分で、美容サプリメントやドリンクなどに配合されています。
その他の注目成分
ここまで紹介した目的に加えて、近年注目を集めている成分もあります。
アスタキサンチン
鮭やエビなどに含まれる赤い色素成分で、抗酸化成分として化粧品とサプリメントの両方に配合されています。
バクチオール
植物から抽出される成分で、レチノールに似た働きを持つ植物由来の代替成分として、エイジングケア化粧品に配合されるようになっています。
発酵エキス
米や酵母などを発酵させて得られるエキスで、肌にうるおいを与える成分として、化粧水や美容液などに使われています。
NMN(ニコチンアミドモノヌクレオチド)
体内にも存在する成分で、エイジングケアを訴求するサプリメントの原料として注目を集めています。
化粧品・サプリの美容成分を選ぶ際のポイント

美容成分を選ぶ際は、まず製品のコンセプトやターゲットの悩みから逆算して考えることが大切です。そのうえで、化粧品・医薬部外品・サプリメントのどれとして販売するかによって、訴求できる効能の範囲が異なる点に注意しましょう。表現が薬機法などの規制を超えないよう、企画の段階で確認しておく必要があります。
また、訴求の根拠となる試験データや文献がそろっているかも重要なポイントです。成分によっては、処方の中で分離や変色を起こしやすいものもあるため、ほかの成分や剤形との相性も確認しておきましょう。
さらに、量産を見据えて、原料を安定して調達できるか、コストが製品の価格帯に見合っているかも見極める必要があります。トレンドの成分は、需要の高まりによって供給が不安定になることもあるため、調達先を確保しておくことが大切です。
化粧品・サプリを開発する際には
化粧品やサプリメントの開発では、製品のコンセプトに合った美容成分を選ぶとともに、法規制の範囲や処方との相性、原料の安定調達まで見据えて検討することが大切です。
美容成分・原料の調達先をお探しであれば、ぜひ「ファーマテック株式会社」にご相談ください。弊社は、原材料の調達や受託製造を手がける専門商社です。化粧品原料や健康食品原料をはじめ、幅広い分野の原料を取り扱っており、国内外のメーカーとのネットワークを活かして、多様な成分を安定的にご提供しています。
新商品の企画・開発の際には、どうぞお気軽にお問い合わせください。

2016年03月に某私大薬学部を卒業、同年04月より都内の漢方薬局で5年間勤務。チビッ子の育児に専念する為、2021年04月に退職。その後3年間の育児期間を経て、子育てを頑張りながら2024年04月より当社にて管理薬剤師業務に従事。
現在は、チビッ子二人の育児教育を手抜きすることなく、一方で会社員をこなす二刀流の薬剤師ママ。
趣味は、バレーボール。甘いもの好き。